失敗しない街選び

街選びではブランド重視は危険

大学進学などで新たに都心部へ引っ越しをする人の場合には、ついつい人気の高いエリアを狙って物件探しをしてしまいがちです。

しかし毎年発表される「住みたい街」というものは、実際に住んでみた人や実情に詳しい地元の人ではなく外部の人を対象にしたものがほとんどです。

すなわち実際の住み心地よりもなんとなく感じるイメージを優先しているところがあり、その言葉を信じて住んでみたらがっかりしたというようなこともあったりします。

特に都内在住や関東近県在住者にとって大変人気が高いエリアである吉祥寺や国分寺、下北沢といった地域というのは昔ながらの商店街も多く見られる古い住宅街です。

最先端の都心部に暮らしているような人にとってはそうしたレトロな雰囲気は逆におしゃれに感じるものかもしれませんが、地方都市に暮らしてきた人にとっては昭和の雰囲気のレトロな商店街などというものは地元の風景そのままでしかないのでせっかく都内に出てきたのに都会らしくないとがっかりしてしまったりします。

居住地域選びにはブランドではなくもっと自分の生活スタイルや目的にあわせて選ぶことが重要になってきます。

都心部は以外に住みづらい

都内に住むとなるとやはり憧れるのは繁華街から近い新宿や原宿、渋谷などの地域でしょう。

ですがそうした商業地域が集まる場所というのは一般向けの住宅が少なかったり、あっても日用品を購入できるお店が少なかったりと住むにはあまり快適ではないこともよくあります。

むしろ少し郊外にある住宅地の方が住みやすい環境が整っていることもあり、ブランド名だけにこだわっていると本当に住みやすい住居選びを見失ってしまうということもあります。